わたしと私。

〜Life is What You Make It〜

コロナによって変わってきたこと。

早いことで12月。

今年はみんなにとって新型コロナウイルスが必ずと言っていいほど

生活に関わってきていたのではないだろうか?



新型コロナウイルスによって

私たちの生活は変わってしまったと言っても過言ではない。


外出する時は必ずマスクをすることや、

消毒液や、除菌をすること、

人と距離を保つ、自粛すべきこと。。など、


今までは意識しなかったことを意識するようになってきた。

変わってきているのは生活様式だけではない。




人の心も同じだ。

今まで気にしなかったことを意識するようになり、

意識していない人を見ると反応して批判、

家にいることが多くなり見えなかった

相手の行動で嫌なところを見て文句を言ったり、

SNSで有名人や友達の情報を見て嫉妬したり・・・


コロナになる前はさほど気にしなかったことが

気にしてしまい、自分の心に余裕がなくなってしまう。


それは人間として思ってしまうのは仕方ないことなのかな。



誰だって相手を傷つけるために言っているのではない。

相手のためを思って言っていることが

ほとんどではないだろうか?


もちろん自分のことしか考えていない人も中にはいる。





私の母は、聴覚障害者だ。

母は口を読み取って会話をすることができるが、

このコロナによってマスクをして外出や仕事をすることが

母にとっては大きなストレスだ。


だが母もいつまでもそんなことを言っていられないので、

外出する時はマスクをし会話をする時はマスクをずらし、

会話が終わったらすぐにマスクをつけることをしている。




ある日、私と母は街の面白そうな講座に参加してみることにした。

母は手話通訳者を頼んで一緒に出席することに。


会場は1テーブルに1人、前後の人と距離を取ってあった。

母は一番前の端っこに座っていた。


私はその後ろに座っていた。


手話通訳者がマウスシールドをつけて準備をしていると、

母の隣のテーブルに座っていた女性が

「あなた、なんでマウスシールドつけているの?
  
  マウスシールドは飛沫が下に行くから意味ないって
   
   テレビでやっていたのよ!」と言ってきた。


通訳者の方「こちらの方は(母)耳が聞こえないのと、
       
       口を読み取ることがあるので

        マウスシールドをつけています。」と説明した。


ところが理解できなかったのか、女性の方は同じことを

通訳者の方に言って来た。


通訳者の方が、「話さないようにしますので。」と

ちょっとイライラしてるような感じで言ったら

女性は「いや、そういうことじゃなくてね・・・」と

ぶつぶつ言いながら後ろに座っている人に何か言いながら

母から離れるように席をずらしていた。


講座が終わるとその人は急に「ごめんなさいね。」と謝ってきたが、

私は残念な気持ちになった。





ここ最近、コロナが再び猛威を奮ってきて

より敏感になってきているのはわかっている。

だが、私はその言い方やテレビの情報を見たからこうだ!と

押し付けるようで嫌な感じがした。


ちゃんと距離も取っていたし、

その女性と通訳者が会話することもないのに

気になるんだなと私は思った。



聴覚障害者や障害者の方もコロナにかからないように生活している。

自分だけで生活しているのではない。

自分が得た情報を相手に押し付けるのではなく、

優しくアドバイスできるような余裕を持てるようにしてほしい。


みんなコロナに気をつけながら生活しているのだから。